「ロイヤルホスト」をはじめ、天丼・天ぷら専門店「てんや」など様々な飲食ブランドを全国に展開しているロイヤルホールディングス(HD)は2月5日、高級ホテルやリゾートホテルを運営するタイのマイナー・ホテル・グループと日本で新設する合弁会社についての記者会見を開きました。
インバウンド需要の高まり
ロイヤルHDとマイナー・ホテル・グループは、2025年3月を目途に「ロイヤルマイナーホテルズ」を設立。マイナー社の高級ブランド「アナンタラ」「アヴァニ」「チボリ」を日本に導入し、2035年までに21棟のホテルを開業する予定です。
本山浩平氏(合弁会社の社長)は、「訪日客と親和性の高い地域で強みが生かせる」と述べ、都市部からリゾート地まで幅広く展開する意向を示しました。
リッチモンドホテル(ロイヤルHD運営)はビジネスホテルとしてのポジションを持ち、一方で新ブランドは高級志向の客層をターゲットに、訪日客比率を2割から5割以上に引き上げる可能性を指摘しています(本山浩平氏)。
阿部正孝社長(ロイヤルHD)は、提携による相乗効果を説明し、「それぞれ違うポジションで、数多く幅広いお客様に(ビジネスやレジャーなど)いろいろなシーンで利用してもらえる」と述べています。
今後も、外資企業や外国の事業会社と合弁で日本のインバウンド業界を牽引する可能性が高まります。
地方のリゾートホテルや都市部のアパートメントホテル(中長期滞在者向け)もニーズが高まることでしょう。
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